東北大学大学院歯学研究科
リハビリテーション歯学講座
口腔システム補綴学分野
Division of Advanced Prosthetic Dentistry,
Tohoku University Graduate School of Dentistry

入局を希望する方へ

当分野では大学院生を募集しています!

補綴歯科治療・歯科インプラント治療,口腔顔面痛治療,睡眠時無呼吸症候群治療,顎顔面補綴治療などに興味のある歯学部生・研修医・地域の開業医の皆さま、当分野では大学院生を募集しています。一緒に勉強して深い知識を身につけ、学位を取得しましょう!


新型コロナウイルスなどの感染症の流行、気候変動による大型の台風や集中豪雨、地震などの自然災害、あるいはAI技術などのテクノロジーの急激な進化による社会構造の変化は、世の中がこの先どのように変化していくのか、先の未来の予測することが困難な状況を生み出しています。このように状況をVUCA(ブーカ)という言葉で表すことがあります。VUCAとはVolatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語です。このようなVUCA社会を生き抜くためには、 情報収集力、問題解決力、意思決定力、コミュニケーション力、臨機応変な対応力など、さまざまな「力」が求められます。

日々の歯科臨床においても、まさにこれらの「力」は重要です。現代社会においては、口腔内に悩みを抱える患者さんの生活背景や全身状態は複雑化しております。患者個々に最適・最善の治療方法を考案する際、あるいは治療中、治療後に予期せぬトラブルに遭遇した際など、上記の「力」が求められます。また、様々な新材料や臨床テクニック、新たな医療機器などが次々に紹介される中、私どもはそれらの必要性、効果、信頼性を常に厳しい目で見極めるために、クリティカルシンキングを身につけなければなりません。これらは、東北大学歯学部の理念の一つである「考える歯科医師」になるために全て必要不可欠です。

個々の大学院生が取り組む研究テーマは、当該分野の中のごく限られた課題に過ぎないかもしれません。しかし、研究に取り組む過程において、様々な先生とのディスカッション、多くの成書や文献からの情報収集、多角的・多面的な思考・推敲により、多くの困難や難題をクリアしていく作業は、研究成果を得るのみならず、上記の「力」を確実に養ってくれます。これらは私どもが歯科医師として社会貢献していく上で必須であり、人生の中で本当に価値のあるものだと思います。


口腔システム補綴学分野教授 依田信裕

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